冬のほうれん草
冬のほうれん草って一番おいしい。それも路地で出来たほうれん草だ。
私が子供の頃、田舎では小さな畑があると、家庭用の野菜をどこの家でも作っていた。スーパーに並んでいる珍しい品種は別として、キヤベッ、白菜、大根、人参、トマト、ナス、カボチャなど大部分の野菜が採れていた。
路地で自然に出来る物を、句の野菜って言っていた。冬に採れる野菜、春に採れる野菜、夏に採れる野菜、秋に採れると季節感がはっきりいた。野菜で季節を感じたり、季節によって食べたい野菜があった。
私はほうれん草って冬の野菜だと思っているけど、スーパーにいくと1年中並んでいる。栽培技術が進み、ビニールハウスでは、年に3回ほうれん草が出来るから、ほうれん草工場みたいだ。作物が出来ない時期に無理に作るから、化学肥料や農薬を多く使うと思う。
最近、ほうれん草に基準を超える農薬が検出されたとして、回収されることがあった。通常の摂取で健康に影響はないとしているがとても怖い話だ。
54農家が生産したほうれん草が40トンも自主回収された。分っているのに基準を超えた農薬を使い、出来たほうれん草を捨てる。なんてもったいないことだ。
いくら技術が進歩しても、1年中作られるほうれん草はかわいそう。
路地で冬の野菜の王様を無農薬で作って欲しいものだ。
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