チョウと大根の花

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大根の花って、白のようなうす青いような可愛い色をしている。

菜の花の黄色も、柔らかなやさしさと暖かさを感じるから花の可愛さは同じだ。

私の小さな庭の畑で大根の花が始めて咲いた。咲いたと同時にこの辺りでは見なかったキチョウが飛んできた。菜の花は1週間前から咲き出していたが、大根の花が咲いたら、この目にも入らない小さな畑の大根の花を見つけて飛んでくるとは不思議だ。

キチョウが1匹飛び回っているなと見ていたら、ヒラヒラと4匹もモンシロチョウまで飛んで来て菜の花の蜜を吸っている。葉の裏に止まって羽を休めたり優雅に遊び回っている。

これでは大根やブロッコリーの葉にすぐに卵を産み付けられそうだ。チョウが飛び回ると青菜を安心して食べられない。葉の裏に卵が付いていると、私はウヒャーと飛び上がるから、近くに人でもいれば何事かと笑われる。

葉の裏に卵を産み付ける親チョウは立派なものだ。なにを急いでいたのか、卵がかえって幼虫の食べる葉がなかったら生きていけないのに、バカ親ってのはチョウにもいるものだ。

北海道にいたころ、住宅の外に物干し場があった。白い敷布を干しておいたら、チョウの卵がびっしりと20こくらいきれいに並んで産み付けてあった。黄色い小さな卵は敷布を叩いても落ちない。

私はこの敷布をどうしたのか憶えていない。モンシロチョウは白い敷布を大根の花と思ったのか、花と思っても花に卵を産み付ける訳がない。卵は日干しになってしまう。

バカ親は人間だけでなくチョウにもいるんだ。

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