雨と強風で3~4日、山に登ることが出来なかった。今日の関東平野は地平線まで青く見える、この景色が見たくて私は山に登る。
平野は緑が濃くなっている、小麦の高騰で平野に小麦が増えている。緑の台地は見ているだけで気持が癒される。
見れば山の景色まで違っている。春の3~4日は木々の活動が眠りから覚め、芽吹きに変わる。山の斜面はあわい若葉、赤芽の若葉、薄桃色の山桜の木々で賑やかになってきた。
私は山桜の咲く春の芽ぶきの季節を、山のさんご礁と呼んで一人で喜んでいる。山一面が海の中のさんご礁と同じようにモコモコしている。
山の駐車場にはしだれ桜が満開だ。山登りではなく、三脚を持って写真を撮りに来ている人が多い。私は山に登るよりも、花を見ていたくて足が進まないからゆっくり登ることにした。
山の沢は3~4日の雨続きでゴウゴウと音をたて流れている。沢の水音を聞いていると進まなかった足に力が入って来る。見れば藪つばきも満開だ、うぐいすの声さえ聞こえてくる、アアー山に登ってよかった。
普段は静かに流れる沢のたまり水に、卵からかえって黒い小さなお玉じゃくしになってヒラヒラ泳いでいたのに、山からの大水で流されてしまった。自然は非情だけど、あちこちの水溜り場を通りながらお玉達は流れるから、どこかの水溜り場に迷い込めていれば助かるはずだ。
親ガエルもよくよく考えたであろう、ここは大水がきても生きのびていける場所だと。近くの沢では親ガエルがケロケロと早くも気持ちよさそうに鳴いている。
しだれ桜でも小さなメタボスタイルのしだれ桜と、真すぐ伸びたどこまでもスタイルのいいしだれ桜がある。スタイルのいいしだれ桜はきれいだ。
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