やせこけていたヘチマの苗に食べる物でないから化学肥料をやってみた。すると大雨が降るたびに大きな葉が出てきてのびるのびる花まで咲いてしまった。
わたしが子供のころ家ではヘチマを栽培していた。ヘチマ作りはブドウ棚みたいな棚を毎年作っては壊し冬の間ちがう野菜を作りまた春になると棚を作りヘチマを作るから大変な作業だった。
大きくなったヘチマを水に漬け込み川の水で洗うと真っ白なヘチマの繊維だけが残る。このヘチマを輪切りにしてタワシの代わりにしたりフロで使ったり便利なものだった。ところがこのヘチマにも等級があり70センチ80以上太いもの細めの物とうるさく仕分けするのだ。
金をふところに入れ苦労もせず少しでも安く買い叩いてその場で現金を出し買っていった。
金さえあればなんと楽な仕事だと思った、すぐに現金が欲しければ安くうるしかない、もちこたえればもう少し高く売れるのだ。
品を作ってもいない者が勝手に値を決め買っていく、昔も今も変わらない、農家も漁師も採算があわないと怒れ、おこれ、おこれ。
で、わたしは見かけなくなったヘチマを自分で作って見ている。小さなヘチマの実がメチャメチャ付いているからヘチマたわしの出来るのが楽しみだ。
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